2010年5月16日
九州プロレス「筋肉どんたく'10」
福岡・西鉄ホール
観衆425人(超満員)
1.×松雪真也(9分29秒 片エビ固め)柏大五郎○
※匠蹴り高校生レスラーだった松雪が大学生となり
K-DOJOに留学してからの初めての帰省マッチ。
松雪はK-DOJOと九州プロレスのロゴをそれぞれ両足にあしらったニューコスチュームで登場。
柏とのレスリングに互角に渡り合って見せる松雪、厳しく柏が攻めても、松雪はひるまずに向かっていく。
すると柏は松雪にサミング、さらにネックロックをしていると見せかけつつ、レフェリーのブラインドをつて松雪の顔面をこする。
松雪は出血し苦しめられるが、エルボーの打ち合いからジャンピングニーで反撃。
そして「いきますよみなさん!」とアピールすると倒立からのスプラッシュ、その場飛びのセントーン。
柏の足をきめにいくが、柏は逃れるとフェイスバスター、蹴りを入れてフォールにいくがカウント2。
松雪は丸め混みを連発するがカウント2、そして千葉で勝利を飾った技、フライングボディシザースにいくが、カウント3はとれず。
アンクルホールドにいく松雪、しかし柏は蹴りで逃れる。
しかし最後は柏が匠蹴りを叩き込んで勝利。
松雪は九州での初勝利は遂げられなかったが、K-DOJOで成長した姿を見せることができた。
2.○阿蘇山(9分55秒 片エビ固め)台風6号×
※万トーン試合序盤は阿蘇山相手に意外なほどクリーンなレスリングの攻防を見せる台風6号。
阿蘇山はつっぱりで6号をコーナーに押し込み、さらにフットスタンプ、豪快なボディスラムで6号を圧倒。
苦しくなると6号は阿蘇山にチョーク攻撃。
レフェリーが制止すると手を離すが、すぐにまたつかみかかる6号。
そして阿蘇山を場外に出して逆水平合戦。
リングに戻ると6号はギロチンドロップ、そしてヒップアタック連打で攻撃。
阿蘇山は高さのあるドロップキック、ブレンバスターにいくがカウント2。
と、そこに別の台風(7号)が発生、リングに入ると6号と2人でトルネード攻撃、阿蘇山をダブルのブレンバスター。
6号は阿蘇山をローリングクレイドル。
バックドロップホールドにいくがカウント2。
阿蘇山はミサイルキックで反撃すると6号をパワーボム、介入したもう7号にビッグブーツ。
ラストは万トーンを6号にきめて勝利。
2人の台風を相手に圧倒的なパワーを見せて阿蘇山だった。
3.×白波佑助(7分49秒エビ固め)ゾンターク○
※ゾンタークエルフィニート今年まだ勝ち星をあげていない白波は、今日こそ勝って次回の二周年興行に向けて勢いをつけたいと試合前映像でコメント。
そこにきた敵は、南蛮往来の外国人レスラー、ゾンターク(オランダ語で休日/どんたくの語源)。
黒いピエロのような出で立ちは、楽しいどんたくの祭りを悪夢にするような姿。
レフェリーチェックの段階から英語で挑発してくるゾンターク、白波はレフェリーを飛び越えてゾンタークにドロップキック、
場外に出すといきなりプランチャ。
さらにミサイルキックでたたみかける白波。
ゾンタークは白波をコーナーにつめると頭突きとショルダータックル。
白波をロープに拘束して攻撃するゾンターク、場内からブーイングが巻き起こるとゾンタークは客に向かって「キュウシュウ、ブー!」と挑発。
太い腕で白波をスリーパーにとらえるゾンターク、苦しむ白波だが、飛びつき腕ひしぎ逆十時固めで反撃。
しかしゾンタークは捕まれたままむりやり持ち上げると、白波を背後からとらえてそのままぐるぐると振り回す。
ゾンタークは白波を肩に担ぎあげて必殺、ゾンタークエルフィニート!
白波返せず3カウント。
白波は今年の初勝利を遂げることができなかった。
4.×めんたい☆キッド(11分58秒 エビ固め)怪人ハブ男○
※猛毒波布空爆沖縄プロレス王者の怪人ハブ男が、ついに九州プロレス初上陸。
九州・沖縄プロレスサミットと銘打たれた、九州プロレスと沖縄プロレスの初めての対抗戦!
めんたいは「(めんたいの)辛さをもって、(ハブの)毒を制す!」と息巻く。
試合開始と同時に、めんたいコールを煽るめんたい、しかしハブ男はそんな様子を気にせず攻撃。
逆水平でめんたいを倒すハブ男、しかしすぐに跳ね起きるめんたい。
めんたいはハブ男をコーナーにつめるとジャンピングエルボー。
するとハブ男はマスク後ろの尻尾部分をムチのように使ってめんたいを攻撃。
そしてコーナーのめんたいに逆水平とふみつけで厳しく攻める。
ハブ男はバックドロップ、その場とびのセントーン、そしてコブラツイストでめんたいを締め上げ、アンクルホールドで捕まえるとまったくペースを譲らない。
ハブ男は場外にめんたいを出すとバックドロップ、そしてリング下を疾走しての閃光毒牙(シャイニングウィザード)。
これにはめんたいのダメージが大きく、カウント19でなんとかリングイン。
めんたいはリングに戻ると、ハンドスプリングエルボーで反撃開始。
セカンドロープにハブ男を据えるとリング下から走ってのキック、リングに戻ると辛子めんたいこをお見舞い。
しかしハブ男はめんたいにアンクルホールド、めんたいはロープエスケープするが、ハブ男はその瞬間に閃光毒牙。
そしてコーナーにいっためんたいに再び、ハイキックのような高さの閃光毒牙。
そしてボディプレス、しかしフォールはめんたい、キックアウト。
めんたいはウラカンラナ、ラリアットからハブ男をフォールするがカウント2。
コーナーtoコーナーのミサイルキックをきめるめんたい、これが勝機とめんたい☆スプラッシュにいくが、ハブ男はかわしてめんたいは自爆。
両者足を止めてのエルボーの打ち合いになるが、ハブ男は強烈なはり手から閃光毒牙。
そして「亜留魔下首領!(アルマゲドン)」と宣言してめんたいを担ぎ上げるが、すばやく逃れるめんたい。
しかし最後は見事なフォームと高さの猛毒波布空爆(ダイビングボディプレス)がきまってハブ男勝利。
沖縄王者の存在感を見せつけられる結果となった。
試合後、ハブ男はクリーンにめんたいの健闘を讃えた。
5.○筑前りょう太、博多ぶらぶら、クルメンひろせ
(19分45秒 エビ固め)×ユタカ、ショーイチ、相島勇人
※がつくんといくばい昨年12月の乱入事件以来、ついに筑前と相島が初対決。
相島は中洲軍団のユタカとショーイチを引きつれ、筑前は、前回大会で相島と戦ったぶらぶら、小柄でも骨のあるクルメンと組んでの対戦。
相島に出てこいと指名する筑前、が、ここはクルメンが先行。
しかしクルメンは相島に簡単にボディスラムで投げられ、コーナーに戻されてしまう。
続いてぶらぶらがいこうとするがここで筑前が登場、相島と初のコンタクト。
ショルダータックルでぶつかり合う両者、ラリアットで相島が筑前を倒すと、即座に筑前がやり返して相島を倒す。
すると客席に逃れる相島、じれた筑前は「あがれ」コールを煽り、リングインした相島に膝蹴りを食らわす。
場外に筑前を放り出す相島、と同時にショーイチがぶらぶらを、クルメンをユタカが捕まえて、3方向で場外乱闘に。
リングインしたのはショーイチとぶらぶら、ぶらぶらは組み合うと見せて、ふわふわと揺れる。
ぶらぶらは筑前の出した足にショーイチをぶつけると思いきや、別のコーナーにショーイチをぶつけたりと、相変わらずとぼけた雰囲気。
ショーイチをコーナーにつめるとつぼ原人ばりのローリングカンチョー、つらにアトミックドロップと股間集中攻撃。
続いて来たユタカにクルメンが鮮やかにコルバタをきめると、ユタカはクルメンのマスクのラーメンどんぶり部分に噛みつく。
ここからクルメンは中洲軍団につかまってしまい、3人がかりでの攻撃を受け続ける苦しい時間に。
しかしクルメンは高いドロップキックで反撃すると筑前にスイッチ、筑前は連続で中洲軍団をはり倒し、ダブル攻撃にきたユタカとショーイチを
逆にダブルのラリアットで倒す。
相島は筑前にスプラッシュ。筑前はパワースラムで相島を投げると、ぶらぶらがモンゴリアンチョップ、そして見事なスイング式DDTで相島を投げる。
クルメンはユタカの股間とくぐりぬけ、キックでロープに追いやると619、しかしミサイルキックはユタカの蹴りで迎撃される。
ユタカのバックをとる筑前、ユタカは急所蹴りで逃れると中洲軍団は筑前をコーナーにつめてトレイン攻撃。
場外に行った中洲軍団に、筑前とクルメンがシンクロトペ、さらにぶらぶらがユタカを肩車して、筑前がラリアットにいくダブルインパクト。
これで勝負ありかと思われたがフォールはショーイチがカット。
クルメンがショーイチにウラカンをきめたところに、筑前がユタカにがつんといくばい、そのままおさえこんで筑前の勝利!
九州を愛する3人の勝ちが決まった。
試合後、マイクを手にぶらぶらを挑発する相島。
「ぶらぶら!お前、この前、俺と試合やってまだ目がさめないのか?
筑前!こいつこんな奴じゃねーだろうが!ぶらぶら、それがお前のやりたい姿か?お前、そんなんじゃねーよな!」
さらには、ぶらぶらの正体を暴露する暴挙に!
「お前、ディアブロだろ!」
その一言で、ブチ切れる筑前&ぶらぶら。
さらに追い打ちをかける相島。
「お前いつから、そんなふざけたキャラクターになったんだ!」
ぶらぶらは、「ふざけんなよ!」と怒り心頭でバックステージへ。
そして驚愕の大どんでん返し!
再び姿をあらわしたぶらぶらは、なんと、かつて博多で、相島と一緒に悪のかぎりを尽くし暴れ回っていた「ディアブロ」のマスクをかぶって登場!
場内が騒然とするなか、筑前をラリアットでなぎ倒す!
そこで相島、
「これが誰かわかるか?ディアブロ様だよ!
昔から、俺と一緒に悪党やってた仲間だよ!
ぶらぶらなんかじゃねえんだよ!」
マイクを持ったディアブロ
「俺がディアブロだ!バカヤロウ!
何が九州を元気にするバイだバカタレ!
九州を恐怖のドン底に…」
そこまで言ったところで、怒りの阿蘇山乱入。
ディアブロを蹴散らす!
相島は阿蘇山にも怒りの矛先を向け、
「山~!海に沈めんぞ!
お前は昔のぶらぶらみたいにお笑いやってろ!
俺とディアブロでいつでもやってやる!
ハッキリ言うぞ!俺たちは、増殖しまーす!バーカ!」
バックステージに消えたディアブロに、問いかける筑前。
「あんた言うたやんか!生まれ変わりたい!って!
人に愛されるレスラーになって九州プロレスに来たのは誰や!
また、悪いレスラーに戻るんか!
お前を信じとる人間を裏切るな!今でも信じとるぞ!
俺の責任たい!お前の目ばさまさせてやるたい!
信じとるけんな!」
阿蘇山と手を取り合い、ディアブロの目を覚まさせると誓い、
合い言葉「九州を元気にするバイ!」で大会をしめた。
※試合後、控え室での相島、ディアブロのコメント相島「帰って来たぞこの男が!」
ディアブロ「おい博多のバカ共、覚えてっか?ディアブロだ!
気分爽快だ!ハハハハハ!」
相島「こいつはぶらぶらなんかじゃないんだよ!」
ディアブロ「これが本当の俺だよ!これが本当の黒い正義だよ!」
相島「俺たち二人に、ユタカにショーイチ、今休んでるけど、中洲の大将入れてよ、九プロ乗っ取っちゃいますか!」
ディアブロ「ぬるま湯で仲良しこ良しやってんじゃねーぞ!」
相島「俺たちが本物見せてやるから!」
ディアブロ「どっからでもかかってこい!わかったら帰れ!こら!」
- 2010/05/17(月) 13:23:45|
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九州プロレス「5万の祭典」
2010年5月9日(日)
福岡・那珂川町JR博多南駅前広場特設
イベント試合のため観衆未発表
<第一部>
ちびっこプロレス教室
・○阿蘇山(11分3秒万トーン→片エビ固め)×白波佑助
白波は観客の中を全力疾走でリングイン、阿蘇山は悠々と噴火の煙をふき出しながら登場。
試合前に握手を求める白波、しかし阿蘇山はそれにこたえずに白波をいきなりはり倒す。
さらにショルダータックルとはり手の連打で白波を圧倒。
阿蘇山はボディスラムからえぐい片エビで白波を捕らえるが、白波は会場の「しらなみ!」コールを受けてこらえてエスケープ。
しかし阿蘇山は白波をコーナーにつめて踏みつけ、さらにコブラツイストで締め上げる。
白波は阿蘇山の背後にまわるとスリーパーで反撃、そのまま胴締めスリーパーにいくが、阿蘇山エスケープ。
白波は蹴りを連打すると阿蘇山を場外に落とし、コーナーポストにぶつけ、場外の売店近くで乱闘に。
阿蘇山は白波をリング内に押し戻すとつっぱりを連打、コーナーからのボディアタック、さらにダブルアームスープレックスで白波を放り投げる。
そして白波をコーナーに投げやり突進するが、白波かわしてドロップキック、そしてコーナーからミサイルキックをきめるがフォールはカウント2。
白波は勝機と逆さ押さえ込みと丸め込みを連発して勝ちにいくが、阿蘇山は強引に白波を持ち上げるとブレンバスター。
最後はパワーボム、続けざまに万トーンを投下、これは白波かえせず阿蘇山の勝利となった。

試合後、阿蘇山は「那珂川町、久しぶりにきました」と親しみをこめて挨拶すると、「那珂川町ば元気にするばい!」を唱和して一部を締めくくった。
<第ニ部>
ちびっこプロレス教室
・○筑前りょう太、かわせみ☆キッド(17分30秒とぶばい→エビ固め)×台風4号、5号
那珂川町に季節はずれの台風が襲来。迎え撃つのは九州の若大将・筑前と、地元・那珂川町が生んだヒーロー、かわせみ☆キッド。
台風は筑前達のコールを待たずに奇襲、いきなり二手で場外乱闘となり、ラフファイトに筑前とかわせみは苦しめられる。
5号に倒されるかわせみ、しかし即座に起きるとドロップキックで反撃。
が、台風は二人がかりで反則攻撃を乱発、サミングやチョーク攻撃を受けるかわせみは孤立させられ苦しい時間に。
台風が二人で渦を巻いてのトルネード攻撃でかわせみを攻めると、堪忍袋の尾が切れた筑前は4号を捕まえ場外で逆水平をお見舞いする。
筑前はリングインすると台風を連続ではり倒し、ダブルのラリアット、そして魔界ジェットストリームアタックで圧倒。
しかし4号は筑前に急所蹴りからヒップアタック、そして5号がギロチンドロップ。
続いてきたかわせみに、4号がローリングクレイドル、バックドロップホールドにいくがカウント2でかわせみは肩をあげる。
かわせみは4号にコーナーtoコーナーのミサイルキック、筑前が5号にスピアー、4号もラリアットでなぎ倒す。
かわせみは場外に行った5号にケブラーダを決めると、筑前は4号に雪崩式バックドロップ、そしてとぶばいでしとめて那珂川町の祭典を好天をもたらした。

試合後、筑前は「那珂川町はよかとこやね~」と観客の暖かい声援に感謝の言葉を述べると、皆で「那珂川町は元気にするばい!」と唱和して、今日のイベント試合を締めくくった。

- 2010/05/09(日) 23:24:35|
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