九州プロレス 10/12博多大会『筋肉おくんち~筋肉二闘筋~ニ日目』
福岡・西鉄ホール
観衆342人
1.青春タッグの挑戦・30分1本勝負
白波佑助 & ×松雪真也 (7分50秒 逆エビ固め) 台風14号&15号○
九州プロレスで育った若い二人が、初めてタッグを組んでの戦い。
松雪はこのタッグで自分の初勝利を目指す。
台風は奇声をあげながら登場するや、レフェリーまでも回転させてしまう暴風ぶり。
先発は松雪と長身の15号、松雪コールを煽る白波。
組み合うと松雪はロープにおしこまれるが、リストの取り合いは互角に渡り合う。
スイッチしてアンコ型の14号と白波がはり手合戦、白波は気合十分に走り込んでのショルダースルーで14号を倒す。
松雪はハイキックを打ち込むが、蹴り足をつかまれ、ラフ攻撃を受ける。

ここから松雪が捕まり苦しい時間となるが、ドロップキックで反撃すると白波にタッチ。
白波はドロップキックを連発、松雪が続いて2人でトレイン攻撃、ダブルのブレンバスターと連携もきめる。

松雪は「自分がいきます!」と15号にボディスラムから逆エビにいくが14号がカット。
ドロップキックを読まれてかわされるも、ジャンピングニーを叩き込む。
しかし15号が松雪にアトミックドロップ、そして逆エビ固めにいくが白波がカット。
と、15号が白波をリング下に追いやり捕まえている間に、14号が松雪にえぐい角度の逆エビ固め、松雪はたまらずタップ。
若い2人の初の青春タッグは、苦い結果となった。

2.世界忍者戦~メキシコ忍者の復讐~・30分1本勝負
○ 磁雷矢 (8分43秒 磁雷矢クラッチ) エスピオン・ネグロ×
2008年5月のプレ旗揚げ戦の時に、忍者はもともとメキシコが正統で、日本の忍者はニセモノだと言い張り来日したエスピオン・ネグロ。
その時は磁雷矢の勝利でエスピオン・ネグロは帰国したものの、磁雷矢がルチャスクールを開講したことを聞きつけてか、またも自分が正統と言いながら襲来。
ネグロは登場するや全身にメキシコカラーをまとい、客席をあおり、会場をメキシコ一色に染めようとする、とても忍びのものとは思えない忍者っぷり。
会場につめかけたメキシコ人ファンの声援を一斉に受けノリノリの忍者。

試合開始で握手を求めるネグロ、磁雷矢が応じるとやはりだまし討ち、しかし磁雷矢はネグロの攻撃をかわすと場外に追いやりプランチャ、しかしネグロは磁雷矢をキャッチして抱えると磁雷矢の背中をコーナーポストにぶつける。

磁雷矢はフランケンシュタイナーで反撃、ネグロ、ダウンするがカウント2でクリア。
磁雷矢は倒立の体勢からネグロの腕をとってのアームホイップ、さらにはプランチャとたたみかける。

蹴りを打ち込む磁雷矢、しかしネグロは変則的な蹴りを返すとデスバレードライバーを二連発。
磁雷矢がキックアウトするとそこから丸め込み合戦を繰り返すが決まらない。
磁雷矢はネグロの突進をかわすとブレンバスター、ラストは磁雷矢クラッチにネグロがタップした。

試合後、クリーンに握手する両者。
…と思わせておいてネグロは磁雷矢をだまし討ちしてフェイスバスター。
日本忍者とメキシコ忍者の抗争はまだ終わらない?
3.タッグマッチ・30分1本勝負
阿蘇山 & ×クルメンひろせ (11分8秒 スクールボーイ) 若鷹Z”信介 & ユタカ○試合前映像では、「中洲軍団、小さい選手ばっかりだから大きい選手ほしいんだよね」と中洲ヨースケが若鷹ジェット信介に軍団加入をすすめる。
しかし、いくら福岡が地元でも、今は東京だからとやんわり拒否。
中洲はユタカに助言を求めるも、「俺も大阪なんだけどね…」と説得力にかける。
ジェットは中洲のしつこい説得に「もう誘わないで」と言いつつも、しぶしぶタッグを組むことに。
入場時も、中洲Tシャツをジェットにプレゼントしようとするが受け取ってもらえず。
先行はユタカとクルメン、すばやい身のこなしで互角の攻防。
続いてジェットと阿蘇山、阿蘇山がジェットにはり手を見舞うと「胸はやめろー!昨日のがまだ残ってんだよ!」とジェット。

前日10.11に佐々木健介に受けた逆水平のダメージでまだ胸が赤い。
「俺も痛いったい!」と阿蘇山、こちらも同様に健介のダメージが残ってる。
続いてきたユタカは、クルメンにサッカーボールキックを放っては、1回1回ポーズをきめる。

さらに「はいじゃおっかな~」とクルメンのマスクをはがそうとするユタカ、急いで阿蘇山がカットに入る。

続いてリングインしたジェットに、セコンドからイスを渡そうとすすめる中州、しかしルードではないジェットはそれを拒否。「いいから使って!」という中洲を無視してジェットはクルメンにコブラツイスト。それを阿蘇山がそれをカットにはり飛ばすと、ジェットは勢いあまって中洲に激突、中州は客席にまで吹っ飛ぶ。
阿蘇山が万トーン、クルメンがスイング式DDTをきめるがリング下からクルメンの足をつかむ中洲、そこにユタカがミサイルキック、ジェットがフライングボディプレスと続くがクルメンかわしてユタカに誤爆。「こんなんばっかしじゃん!協力しろよ!」と怒る中洲ともめだすジェット、そこをまた阿蘇山がまとめてはり飛ばして中州は客席へ吹っ飛ぶ。

リング内ではクルメンが619をきめるが、ユタカが隙を突いてのスクールボーイで3カウント。
ジェットの中洲軍団入りは実現とならなかった。

4.おくんちCUPトーナメント2009決勝戦・60分1本勝負
× めんたい☆キッド (14分51秒阿吽→体固め) 旭 志織 ○
※旭志織の優勝(勝利者賞/コカコーラウェスト様よりコーラ・一年分)

おくんちカップの決勝は、優勝して九州プロレスのエースを目指すめんたいと、KAIENTAI-DOJO STRONGEST-K'09優勝者として、こんなトーナメントで負けるわけがないという旭の決戦に。
旭は組み合うと見せかけて前蹴り、アームホイップで投げようとするが、こらえるめんたい、旭をドロップキックで場外に出す。しかし場外のラフでは旭が完全に優勢。

リング内に戻ると旭はめんたいにフェイスロック、顔面への膝蹴り、再度フェイスロックと、攻撃を首の辺りに集中させる。サミングの動作もおちょくるようにしながら隙がない。
エルボーを打ち合う両者、しかし旭はフライングニールキックで一気に倒すと再度首を攻撃。
めんたいは声を上げながら旭にパンチを連打、そしてハンドスプリングエルボー、情熱大陸(コーナートップを蹴っての三角蹴り)で旭を外に出すとケブラーダ。

めんたいはミサイルキック、そしてキャメルクラッチにいくが旭エスケープ。
場外の旭にケプラーダにいこうとする旭、しかし旭はエプロンからめんたいの足を蹴って跳ね上げ、場外に飛ばす。

旭、卍固め、こらえるめんたいに「めんたい」コール、しかしそこからリストロックに移行する旭、めんたいはかろうじてエスケープ。

旭、阿吽にいくが、めんたいかわして十字固め、しかしカウント2。旭続けてモダンタイムズ、しかし押さえ込みから逃れるめんたい、辛子めんたいこ(ランニングヒップドロップ)を二連発、そしてドロップキック、コーナーtoコーナーのミサイルキックとたたみかけ、一撃必殺のめんたいスプラッシュ!
しかし、旭がかわして自爆。
旭はそこで阿吽を放つがめんたいはカウント2でキックアウト。
しかし再度の阿吽が強烈に決まり、めんたい返せず3カウント。
おくんちカップの優勝者は、九州プロレス所属選手ではなくK-DOJOの旭となった。

試合後、旭は「めんたいキッド、福岡県の名物的なマスクをつけたら、そんなに簡単に九州プロレスのエースになれるのか?その仮面の中身の男の実力が上がって、強くなったら、またやってやる」という言葉を口にした。

そして勝利者賞にコカコーラ一年分が贈呈されたが、
「あの~、僕コーラ大好きですが、千葉なもんで持って帰るには…。
三本だけもらって、後は皆さんで。でも、コーラを持っていった方は、
12.13のKAIENTAI-DOJO天下三部の計のチケットを外で売ってますから、そのことも頭に入れておいてください」と、粋なファンサービスと共に冴えたPRもして見せた。
5.筋肉おくんち・タッグマッチ60分1本勝負
筑前りょう太&×田中純二 (15分20秒ラリアートからの体固め) 佐々木健介○ & 起田高志
昨日はタッグを組んだ健介と筑前だが、今日は2年ぶりに正面からぶつかることに。

先行は起田と純二、勢いと圧力で押してくる起田、グラウンドでの攻防に持ち込む純二、立ち上がると起田がショルダータックル、すると純二も同じくショルダータックルで起田を倒す。

続いて健介と筑前、2人は向き合うといきなりものすごい音を立てての逆水平合戦、健介は打ち勝つと筑前にブレンバスター。
ロックアップする両者、今度は筑前が逆水平で健介を倒す。

代わって入った純二は健介にエルボーを連打するが、健介は打ち込まれながらもずんずんと純二のほうへと前進。そしてはり手一発で純二を倒す。
筑前は起田に倒立からのスプラッシュ、続いて純二が頭突き、再度筑前に変わるとチョップと蹴り連打、起田が苦しい時間が続く。
しかし起田は純二に豪快なブレンバスター、続いて健介が強烈なラリアット、踏みつけそしてダイビングエルボー。
起田は純二にアメフトタックルで純二につっこみ、そのまま一直線に筑前にも体当たり。
健介は純二に足を完全に持ち上げてしまうほどのえぐい逆エビ、筑前が逆水平をうち込んでカット。

筑前が起田にジェットストリームアタックをきめるが、健介が来ると再び激しいはり手合戦、健介は逆一本背負いで筑前を投げるとストラングルホールド、純二がカットに入るがはり倒す。
純二はそれでも何度も健介に殴りかかり、健介は体制を崩す。

筑前が健介にまわるばいをきめ、そして足踏みからスピアー、純二が続いてダイビングヘッドバット。
場外の起田に筑前がトペコンヒーロ、純二は健介をブロックバスターで投げきるが、フォールは健介が仰向けのまま純二を跳ね飛ばして回避。


それでも押さえ込みを連発して勝ちを狙う純二、健介は投げ飛ばすがそれでも純二は肩をあげる。
しかし最後は強烈なラリアットで健介が勝利した。

試合後、「よく聞いとけ、これが佐々木健介の、いや、博多の男の魂だ!」と健介。

結果とその言葉に黙る筑前。しかしマイクをとると
「悔しかです。でも、健介さんの博多の魂、しっかりと受け止めました。ありがとうございました」と礼。
筑前は客席を向くと「見ての通りです。九州男児、また出直していきます。
12月からまた、一からスタートと思っていこうと思います。見守ってくれますか?」
そういうと客席から大きな拍手が。
筑前「勝っても負けても僕らには使命があります。
このくやしさを胸に、いつもの合言葉を叫びたいと思います」と言うと、
「九州ば元気にするばい!」5連発で唱和し、これからのいっそうの努力を新たに誓った。
- 2009/11/26(木) 17:00:17|
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九州プロレスin日田JAJAフェスタ
大分県日田市・中城グラウンド
観衆未発表
<プロレス教室>

第1試合 15分1本勝負
・○田中純二(9分36秒 片エビ固め)×台風16号
※箱崎浜
台風は折れ傘にレインコートをひるがえし、売店や客席でぐるぐるまわって観客を威嚇。
荒れた試合になるかと思いきや、リストのとりあいやグラウンドでの両者の攻防はじっくりとしたレスリングに。
しかし、純二がエルボーと間接技で台風の膝を集中攻撃すると、台風ははり手合戦からサミング、ロープを使っての顔面攻撃、レフェリーのブラインドをついて急所攻撃と、ラフファイトに転じる。
台風は純二にアトミックドロップからニールキック、ギロチンドロップとたたみかけるがカウント2。
台風は純二にコブラツイスト、純二は体をいれかえて反撃、すると台風はそれを利用してローリングクレイドルで純二を苦しめる。
しかし純二はネックブリーカー、ブルドッキングヘッドロック、そしてエクスプロイダーと大反撃。
台風はDDTからダイビングボディプレスにいくが、純二かわして台風は自爆。
純二はバックドロップから滞空時間を十分にとっての箱崎浜で台風を撃退した。
第2試合 みんなの良い食プロジェクト杯争奪・タッグマッチ30分1本勝負
・○筑前りょう太&めんたい☆キッド(16分14秒 片エビ固め)阿蘇山&×白波佑助
※とぶばい
白波は全力疾走でリングイン、阿蘇山はその後を悠々と煙を吹き出しながら登場。
筑前、めんたい組はJA日田の黄色いハッピを着て登場、その姿に歓声が上がる。

先行は白波とめんたい。白波がエルボーとショルダータックルでめんたいを倒すと、めんたいは白波の突進を飛び越え、鮮やかにドロップキック。
続いて筑前と阿蘇山がぶつかりあうが、どちらもひかず。が、筑前が強力なはり手で阿蘇山を倒す。
めんたいはスワンダイブ式ボディプレスで阿蘇山にフォールにいくが、阿蘇山はレフェリーの髪をつかんでカウント阻止、するとレフェリーのカツラがとれ、全員がびっくり。
ここで白波がめんたいを、阿蘇山が筑前をつかまえ場外になだれ込み、二手で乱闘に。
リングに戻ると白波と阿蘇山がめんたいを連続でボデイスラム。ここでめんたいが捕まり、阿蘇山がめんたいを肩に担ぎ上げるが、めんたいはふんばって着地すると、阿蘇山を後ろに投げやる。
白波がめんたいにスリーパー、そしてえぐい片エビにいくが、めんたいは逃れるとハンドスプリングエルボーで形勢逆転、筑前にスイッチすると、筑前は白波阿蘇山をラリアットで二人同時に倒す。
筑前と阿蘇山が強烈なはり手合戦となり、筑前が阿蘇山を倒すと阿蘇山はドロップキックで応戦、そこにめんたいがコーナーから飛ぶが、阿蘇山がそれをキャッチしてボディスラム、そしてラリアット、投げっぱなしダブムアームスープレックス、万トーンとたたみかけ、さらに白波がエルボー、コンプリートショットからおさえこむがカウント2で肩をあげるめんたい。子供たちからめんたいへの声援が飛ぶ。
阿蘇山がめんたいをコーナーにふり突進、するとめんたいはオーバーヘッドキックを阿蘇山に叩き込む。
リング中央では筑前が白波にパワーボム、めんたいが場外の阿蘇山めがけてプランチャ、筑前が白波に倒立からのスプラッシュ、さらにそこにめんたいがコーナーtoコーナーのミサイルキックをきめる。
ラストはめんたいがコーナーからめんたいスプラッシュ、続けざまに筑前がとぶばいをきめて勝利。
勝利者賞の日田産とれたて野菜一年分は、筑前めんたい組が獲得した。

試合後、勝利者賞の野菜の箱を抱えあげる筑前。
「去年に続けて今年も日田に来ました。やっぱ日田はよかとこー!
来年もまた来てもよかですか?」と聞くと、場内から暖かい拍手が。
そして最後はJA日田の方々、観客一同とともに「九州ば元気にするバイ!」を唱和して、大会を締めくくった。
- 2009/11/15(日) 22:35:26|
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